しかし、ゴミ拾いをしてみたいけど、学科講習がめんどくさそう・・・。
やってみたいけどやり方がわからない・・・。
そんな風にお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回はダイバーにできる手軽な環境保護活動、「DAD」についてご紹介いたします!

DADとは?
何度も見聞きして既にご存知の方も多いとは思いますが改めて紹介します。
まず、DADとは、PADIのスペシャルティ(SP)講習のひとつです。
既にダイバーの方はディープやドライスーツ、エンリッチドエアなど色んなSPを取得済みの方も多いでしょう。
そんな中、ゴミ拾いや環境保護のSPと聞くと身構えてしまう方がおられるかもしれません。
ちなみに、このDADもほかのSPと同じように学科講習と海洋実習を行うことで認定となります。
まず、DADの教材ですが現在はeラーニングになっています。
ですので、お仕事などの都合でなかなか時間が取れない方にも簡単に受講できます。
ご自宅でeラーニングを行っていただき、和歌山県や四国、兵庫県などのDADツアーにご参加いただけばOKです✨
近場でDADができる海
ただ、現地や漁協等との兼ね合いもあり、和歌山県などで活動できる機会は少ないです。
しかし、ノリス神戸舞子店のある兵庫県では頻繁に行う事ができます。
特に最近のオススメは明石市の大蔵海岸。
ここはまだまだ多くのゴミが眠って(?)います😢
前回お話しした通り、特に、夏終わりは海水浴シーズンのゴミが多いです。
本来であればきちんと分別したり、持ち帰ったりして処分されるべきもの。
しかし残念ながら「なぜこんなものが…」と拾いながら悲しくなることもあります。
もちろん、それをそのまま海に残しておくことはできません。
ですが、一度に拾う量にも限りがあるので、我々ダイバーにしかできないやり方で、少しずつ環境を変えていく。
それがDADなのです😊
DAD活動の恩恵?
現在、ノリス神戸舞子店では、プールなどで中性浮力やフィンキックなどの練習をされている方が多いです。
それは海でできる限りストレスなく安全に楽しむ為。
実はこのDAD、自分自身のスキルアップにもつながるのです!
海の中でゴミが溜まっている部分。
そこにはゴミだけでなく砂や泥なども溜まっていることが多いです。
そうなると、ゴミを拾うために砂等を巻き上げないようにするスキルが必要になります。
そう、中性浮力ですね。
また、泳ぐ際も極力巻き上げないようにあおり足を中心に移動したりします。
これら「中性浮力」と「フィンワーク(あおり足)」は、ダイバーにとって必須のスキルともいえます。
ということは、プール以外で近場の海で環境保護に加え、スキルアップの実践ができるという事なのです。
もちろん、ブランク解消にもおすすめですよ!
普段、楽しく潜っていて、海底にあるゴミが気になったことはありませんか?
空き缶や釣り具、お菓子の袋など…
ただ、むやみに何でもかんでも拾えばいいという訳ではありません。
魚や海中生物の住処になっていないか確認しながら、海を綺麗にしましょう♪