それが魅力の1つでもあります。
更に水温や環境の変化に合わせて現れる生物たちは、まさにその時期の海を象徴する限定的存在。
今回は、春にかけて観察のチャンスが広がる期間限定生物をピックアップしました。
期間限定生物①:タカアシガニ
まず最初の季節限定説物は、ひときわ目を引くのが、巨大な体を持つタカアシガニです。
ノリスが潜りに行く行先では、徳島の「日和佐」で見られます。

深海で暮らすこのカニは、繁殖のために浅場へ移動してきます。
実際にダイビングで出会うと、そのサイズ感と迫力に圧倒されることでしょう。
脚を広げた姿は、まるで海底のオブジェのよう。
自然が生み出したスケールの大きさを、間近で体感できる貴重なチャンスです。
更に日和佐ではタイミングが合えばタカアシガニを食べることもできます。
もちろん、海の中で見た個体とは別の水揚げされた個体ですのでご安心を(笑)

期間限定生物②:ダンゴウオ
一方で、対照的な魅力を持つのがダンゴウオ。
その中でも特に幼魚が人気。
こちらは、鳥取の「田後」や徳島の「日和佐」で見られます。
ダンゴウオは体長数ミリという小ささながら、春の海では主役級の人気者です。
幼魚の期間だけ頭に見られる「天使の輪」と言われる模様や、丸みのある体型は、写真に収めたくなる可愛さ。
成長とともに姿を変えていくため、この幼魚の姿を見られるのは限られた期間だけです。

期間限定生物③:アカグツ
そして、発見できれば幸運と言われるのがアカグツです。

近海でアカグツとの遭遇率が高いのが高知の「鵜来島」周辺の海。
アカグツは深海魚特有の不思議なフォルムと歩くように移動する動きで多くのダイバーの印象に強く残ります。
産卵期に合わせて比較的浅い場所に現れるため、この時期は狙い目。
ただ過去見られた水深を中心に探すのですが、平均水深は深め。
なので、捜索・観察にはディープダイビングの知識と安定したスキルが必須です。
上のように期間限定生物を狙うダイビングは、単に潜るだけではなく“探す楽しみ”が加わります。
事前に生物の特徴や行動を知り、準備を整えて海に入ることで、出会いの確率はぐっと高まります。
季節が用意してくれた特別な出会いを、今年のダイビングでぜひ体験してください。







