夏の海を安全に遊ぶ5つのポイント

この夏、海で安全に遊ぶために、ダイビングインストラクターとしてのアドバイスをいくつかさせていただきます。
 
学生さんはいよいよ夏休みに突入。
友人や家族と海水浴などで海に行く予定をしている方がたくさんいらっしゃると思います。
しかし海は大自然、油断・過信は禁物です。
今回は、皆さんが海に入る時に守って欲しいことを5つ紹介させていただきます。
 

 

①:必ず2人以上で海に入ること!

万一、水の中でトラブルが発生したり、パニックになってしまうと自分一人では対処できないこともあります。
 

 
そのために必ずバディを作って2人、もしくは3人1組で入りましょう。
そしてチームやバディから離れ過ぎないように行動しましょう!
 

②:浮くものを持っていこう!

泳げるから大丈夫と思っている人でも油断はせずに浮き輪等の浮力体を持っていきましょう。
 

 
浮き輪だとビート板代わりにも使えます。
そして、仲間や自分に何かあった際に掴まって浮くことができるので、いざという時に役立ちます。
 
溺れている人がもがくのは、浮いて呼吸がしたいからです。
そのような、いざという時の準備を忘れずに持っていきましょう。
※ペットボトルでもいいですが、ゴミにしないでくださいね♪
 
ただ、大きな浮き輪や人が乗れるものは使いどころに注意が必要です。
もし、波が高いとひっくり返ったり流されたりと、逆に危険になります。
ですので、コンディションを確認してから持っていくようにしてください。
 

③:視界と呼吸源の確保を!

 
海でパニックになる原因はいくつかあります。
※もちろん個人差があります。
例えば、
急に深くなって底が見えなくなって不安になる。
水を飲んでしまい、一時的にむせて呼吸がスムーズにできなくなってしまう。
視界が悪く、急に何か出ててこないかと不安になる。
 

 
人間なので陸上での当たり前が水の中ではできないということに起因することが多いです。
上記は一例ですが、視界関連呼吸関連が多いです。
ですので、必ずマスクやゴーグルをつけてスノーケルを咥えて視界の確保と呼吸が常にできる状態にしてから海に入りましょう!
呼吸については上の浮力体も関係してきますね。
 

④:足つりの防止は水分補給と準備運動!

よく、泳いでいると足がつった(こむら返り)と言われる方がおられます。
足がつる原因はいくつかあります。
 
その原因の1つは脱水症状
水分が足りず脱水状態になると足がつりやすくなります。
水の中だからと油断せずにこまめに水分補給をとりましょう。
間違っても喉が渇いたからと言って海水は飲まないでくださいね。
ミネラル不足も足がつる原因の1つなので、普通の水よりはスポーツドリンクなどがオススメです。
 

 
他の原因としては、普段使わない筋肉を使ったり、普段以上に筋肉を使ったこと。
一部運動不足というのもありますが、普段と違う足の動かし方をすると、つりやすくなる場合があります。
海に入る前は準備運動ストレッチをしっかりしておきましょう。
 
また、長時間の入水も体の冷えにつながり、それによって足がつることもありますので、適度な休憩を心がけましょう。
 

⑤:もしもの準備をしっかりと!

水中には触ると危ない生物もいます。
クラゲやウニが代表的ですね。
 

 
もし刺された時の為に塗り薬や傷の手当てができるものも忘れずに用意をしておきましょう。
特に漂っているクラゲについては触らないこと。
これが鉄則ですが、触手の長いものには毒がある事が多いので、近づかないようにしましょう。
そして、切れた触手にも要注意!
毒が残っているので触れないように注意をしましょう。
 
ノリスには海水浴に役立つアイテムもあります。
海に行く前にアドバイスが欲しい方や不安なことがある方は是非一度お店で海のプロに相談してみてくださいね♪
 
今年の夏も安全に過ごして、いい思い出にできるようにしていきましょう!
 
 

 
 
      
 
 

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安全に楽しむ為に水慣れを!

 
現在ノリスでは水慣れをもっとしていこうという活動をしています。
これは、スキンを含めたダイビング全般に関してです。
海だけでなくノリス大阪店や神戸舞子店のプールも使ったりして、もっと水に慣れましょうということ。
その活動目標は月に1回以上。
 

 
どんな陸上スポーツでもほんの数回で習得でき、一人前になることができるものはありません。
ゴルフで言えばコースに行く前に打ちっ放し等で何度も練習しますよね?
また、自宅や駅のホームでクラブを持たずに素振りをしたり・・・これも練習の1つですよね。
他のスポーツも似たようなものです。
 
普段人間が生活する陸上で行うものですらこのような状態。
それが、普段息ができない、身動きも制限される水中で行うスクーバダイビング・スキンダイビング・フリーダイビング・マーメイドスイム等も例外ではありません。
更に言うなら、陸上のスポーツ以上に練習が必要という事です。
 

 

水慣れが上達への近道

「1回できたからOK」ではありません。
これはどんなスポーツでも同じ。
スクーバダイビングで言うと、OWダイバーになったからOKという事ではないということですね。
1回できて、それで「次からは自信をもって大丈夫」と言えますか?
 

 
しかし、日程的・予算的などの理由でなかなか潜りに行く事ができないという方もおられることでしょう。
それは、ノリスでしたら2か所に自社温水プールがありますので解決できます。
プールですと海に行くより、はるかに安価・短時間で行う事ができます♪
毎月無理をして海に行かなければならないという事はないのです。
 

みんな何をしているの?

そんなプール等での活動。
単なる「練習会」ではありません。
しっかり「楽しみ」も追及します!
 
では、皆さまどのようなことをしているかを少し紹介します。
まず、ブランクがある方は、そのブランク解消が第一目的です。
それ以降がスタートになるわけですが
 
■スクーバ
・新しい器材の使い慣れ
・フリー潜降・フリー浮上をはじめとした浮力コントロール
・耳抜き練習
・あおり足の練習 等
 

 
■スキンダイビング(スクーバ以外)
・ジャックナイフ
・ヘッドファーストでの耳抜き
・水中での滞在時間延長(息ごらえ)
・バブルリング 等
 

 
海でも練習可能な内容も多いですが、周囲を気にせずに行うにはプールは持ってこい♪
海に行くときには余裕をもって楽しみたいですよね。
そのための不安要素をできるだけなくしておくというのも目的の1つです。
 

安全にもつながる

このように他のスポーツの同様に何度も練習し、水慣れしていくことで受けることができる最大の恩恵が「安全」です。
 
何事にも100%、絶対はありません。
しかし、水慣れしていくことで、安全度を限りなく100%に近づけることはできるのです。
 

 
普段の通勤・通学などの際、歩き方・順路・荷物の背負い方を意識しながら毎日行っている方はほぼおられないでしょう。
「今日何しよう」「1限目何だったっけ」「眠いなぁ」という思考は別として、ほとんどの方が、上記の歩き方などに関しては、いつもと同じところへ行く場合は、ほぼ無意識の状態で目的地に向かっていると思います。
 
このように「いつもと同じ」くらい慣れてしまえば、スクーバダイビングやスキンダイビングをはじめとする水中で行うものも、かなり安全度が高くなるということになります。
 
スクーバで言えば、自分の慣れた器材なら器材の準備も重要な部分以外は意識せずともできるようになります。
他に、スクーバの浮力、スキンダイビングの浮き身やジャックナイフ、フィンワーク等も。
多くの事が無意識や感覚でできるようになる頃には、安全度はかなり高くなってきているはずです。
そして、結果、本当の意味でスキンダイビングなどを含めたダイビングを楽しむことができるようになるのです。
 

 
これらは、ノリス内で「月イチ倶楽部」として活動しています。
興味のある方はスタッフまでお問合せ下さい♪
 
 

 
 
      
 
 

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