2026.06.04

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ダイビングの感覚、ちゃんと残っていますか?

ダイビングの感覚、ちゃんと残っていますか?

「ライセンスは持っているけれど、最近は全然潜れていない。」
そういったダイバーの方、じつはとても多いのです。
 
理由はさまざまです。
仕事が忙しかった、一緒に潜る仲間がいなかった、なんとなくタイミングを逃してしまった——。
でも今、水温が上がり、海が夏の顔を見せ始めたこの時期、また潜りたいという気持ちが戻ってくる方もいるのではないでしょうか。
その気持ちを大切にしながらも、ぜひ一度、自分のコンディションを見直してみてほしいのです。
 

「感覚」は静かに、確実に薄れていく

ダイビングスキルは、一度習得すれば失われるものではありません。
しかし、長期間使わないでいると、「できる」と「スムーズにできる」の間に大きな差が生まれてきます。
特に意識しておきたいのが浮力コントロールです。
水中で体をふわりと浮かせも沈まさせもせず、一定の水深をキープする技術——これは、BCDへの給排気と呼吸のタイミングを体が感覚的に覚えていることで成立します。
ブランクがあると、この感覚の精度が落ちやすく、「なんか今日は潜りにくいな」という違和感につながります。
 
また、夏はスーツが変わる季節です。
ドライスーツから薄手のウェットスーツに切り替えると、浮力特性が大きく異なります。
ドライスーツ時代のウエイト設定では重すぎたり、逆に浮きすぎたりすることも多く、感覚のリセットが必要になります。
耳抜きについても、ブランクがあると「あれっ」となる場面が増えてきます。
繰り返しの経験で体に染み込んだはずの動作も、しばらく使わないと、いざというときに思うように動かないことがあるのです。
 

 

まずはプールで「体の記憶」を呼び起こそう

こうしたブランクを整える場として、プールでの練習は最適です。
「また一からやり直しになるの?」と身構える必要はありません。
プールでの練習は、初心者に戻るためではなく、「自分の感覚を確認し、更新する」ためのものです。
 

プールで行うメリット

プールの良さは、何といっても環境の安定性です。
波もなく、流れもなく、視界も良好。
いつでも足が着く安心感の中で、一つひとつの動作をゆっくり確認できます。
BCDへの空気の入れ方、シリンダーの重さ、器材の感触——「あ、こういう感じだったな」という記憶が、体の中から少しずつ戻ってきます。
その瞬間が積み重なることで、海に出たときの心の余裕がまったく変わってきます。

浮力コントロールの実戦練習は「DADツアー」で

プールで感覚を取り戻したら、次は実際の海での経験をおすすめします。
特に浮力コントロールをしっかり磨きたいなら、DADツアーがうってつけです。
DAD(Dive Against Debris)は、海中でゴミを拾いながらダイビングを楽しむ活動です。
ノリスでは舞子浜・大蔵海岸・淡路島などで定期開催しています。
 

 
DADの多くは浅場で行われますが、これが浮力練習として絶妙な条件になっています。
浮力コントロールは、一般的に深場より浅場のほうが難しいということをご存知でしょうか。
水深が浅いと水圧の変化幅が小さく、スーツや体の空気量による浮力の影響がより強く出ます。
つまり、わずかな呼吸の変化でも体が大きく動いてしまうため、より繊細なコントロールが要求されるのです。
 

DADの恩恵

海底近くをふわりと漂いながらゴミを丁寧に拾う——この一連の動作は、浮力コントロールのトレーニングとして非常に実践的な内容になっています。
しかも「ゴミを拾う」という明確な目的があるため、スキルを意識しすぎず、自然体で動けるのも大きなメリットです。
活動の合間に生き物も観察できますし、水中写真の練習をする方も多くいます。
海の環境を守るという意義ある活動に参加しながら、自分のスキルも自然と高められる——そんな充実した時間を過ごせます。
夏の本番まで、時間はまだあります。
今のうちに体を整え、感覚を取り戻しておくことで、今シーズンのダイビングが格段に楽しくなるはずです。
一緒に準備を始めましょう。
 
 

 
 
      
 
 

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